lonelylika’s diary

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州難民問題  難民らも、受け入れ地住民も、欧州各国も、厳しい状況が続く

(ここ数カ月で難民が急増しているギリシャ諸島【11月27日 WSJ】) 2015年から爆発的な数の移民・難民が主にトルコ経由でギリシャに押し寄せる状況の中で、EUとトルコは2016年3月に、いったん全員をトルコに移送し、その中に含まれるシリア人と同数のシリア…

存在感を増す中国外交 南シナ海、ミャンマー、ネパール、そしてジンバブエ

(握手を交わすアウン・サン・スー・チー氏と習近平氏(5月15日)【11月29日 WSJ】) 【「相互尊重、公平、協力、ウィンウィンを旨とする新型の国際関係と人類運命共同体の構築」】 中国・習近平国家主席は今月10,11日に開催されたアジア太平洋経済協力会議…

イラン対アメリカ・サウジアラビア・イスラエルという対立構図で高まる危機

(ペルシャ湾で出くわしたイラン革命防衛隊の艦艇(左)と米海軍の哨戒艇【11月28日 Newsweek】) 【イラン アメリカの裏庭・メキシコ湾に戦艦を】 現在の国際情勢の主軸のひとつが、シリア・イラク・レバノン・イエメンなど中東の広範な地域で影響力を強める…

イスラエル  シオニズムやパレスチナ問題とは距離を置くユダヤ教超正統派

(兵役義務に抗議するユダヤ教超正統派の人々と、デモを排除する警官【11月21日 AFP】) 【安息日の鉄道補修工事に抗議して閣僚辞任】 個人的には宗教とほとんど縁がないため、イスラム原理主義的とかキリスト教の宗教右派とかいった、宗教的主張主張が強い…

ベネズエラ  終わらない経済無策の強権支配マドゥロ政権 分断・封じ込まれた野党勢力

(ベネズエラの首都カラカス市内で、医薬品不足で政府に抗議するデモに参加しプラカードを掲げる女性(2017年11月20日撮影)【11月26日 AFP】 “直接支給”では、こうした抗議の声をあげる者には配布されない危険も) 【「マドゥロ式ダイエット」を強いられる国…

台湾  中国・中国人への印象が好転 相互理解が生む新たな中台関係

(7月、中国広東省東莞で開かれた台湾の学生向け就職説明会。約190人のために広大な会場が準備された【11月20日 産経】) 【政治的緊張のなかでの中国への印象好転】 中国との関係を重視する国民党・馬英九政権から台湾の独自性を強調する民進党・蔡英文…

パレスチナ  統一政府樹立に向けた一定の合意も ただ、トランプ大統領・イスラエルの関心はイランへ

(ゲリラ的なストリートアートで世間を賑わすロンドンを拠点とするアーティスト「Banksy(バンクシー)」が,パレスチナのガザ地区で描いた風刺的グラフィック【2015年2月27日 HYPEBEAST】) 【自治政府議長選挙実施で合意】 パレスチナ自治政府を主導する主流…

スリランカ  内戦からの復興 仏教ナショナリズムの新たな脅威 いわゆる“中国「負債トラップ」”

(スリランカ東海岸トリンコマリー のツアー広告写真【http://www.saiyuindia.com/int_tour/IFLKC/index.html】) 【少数派タミル人地域が“穴場リゾート”に 「平和が一番」】 ヒンズー教徒が多い少数派タミル人の反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ…

ロシア  高濃度放射性物質検出 核施設で事故? 次期大統領選挙では有権者の無関心を隠蔽か

(ヨーロッパ全土で検出された放射性物質ルテニウム106の濃度分布を表した地図(提供:フランス放射線防護原子力安全研究所IRSN)【11月22日 ハザードラボ】 【通常の986倍の量の放射性物質検出】 ロシアの気象当局は21日までに、9月末から10月初めにかけ…

リビア  政治空白の無法状態で、難民・移民を食い物にする“奴隷市場”も

(リビア南西部のセブハで監禁されていた、サハラ以南のアフリカ出身の移民【国際移住機関(IOM)HP】) 【政治空白が続くリビア 互いに争う武装勢力が割拠】 北アフリカのリビアが、カダフィ政権崩壊後に分裂状態に陥っていることは、これまでも再三取り上…

インド  人間とゾウの遭遇が引き起こす悲劇 密漁問題 もっとも厄介な「牛」の問題

(タールを使用した火の球を群衆から投げつけられたアジアゾウの親子。インドの西ベンガル州で。【11月14日 NATIONAL GEOGRAPHIC】) 【人間とゾウの生活領域が接近することで起こるトラブル・悲劇】 日本ではゾウは動物園でしか見ることがありませんが、タ…

アルゼンチン  帰港途中の海軍潜水艦が消息を絶つ

(アルゼンチン海軍の潜水艦サンフアン【11月18日 AFP】 進水式の写真のようです) 【海軍報道官「連絡が途絶え、何が起きたのか分かっていない」】 「眼下の敵」(1957年)や「Uボート」(1981年)など、潜水艦を題材にした映画には独特の緊張感があります…

ジンバブエ  高齢ムガベ大統領に“自発的な退陣”を求める軍の“クーデター”が進行

(ジンバブエの首都ハラレの大統領公邸で軍将校や南アフリカ特使らと会合を開くロバート・ムガベ大統領(中央右)。国営放送局ZBCが放送した映像より(2017年11月16日取得)【11月17日 AFP】 一応、ムガベ大統領をはじめ、みなにこやかな表情です。 大統領は…

アメリカ・トランプ大統領の石炭増産推進にもかかわらず、止められない脱石炭の流れ

(米ロサンゼルスにあるオフィスビル外の駐車場に設置された太陽光パネル【11月17日 AFP】) 【離脱表明後初のCOP 軽視の姿勢を鮮明に】 2年前に採択されたパリ協定の目標は、気温の上昇を産業革命前と比べて2度未満に抑えること。そのために、二酸化炭素…

アメリカ・トランプ大統領  改めて議論の対象となる“核攻撃を開始する大統領権限”

(オバマ前大統領の2016年広島訪問時に、原爆慰霊碑の前に持ち込まれた“核のフットボール”) 【子供でも銃所持・狩猟はOK】 銃乱射事件が起きるたびに、銃規制論議が高まるのではなく、銃砲店の売り上げが伸びる・・・・というのが、アメリカ重社会の実態のよう…

インド  “女性の安全”が確保できず、“ガス室”改善計画を断念

(スモッグが立ち込めたインドの首都ニューデリーでハンカチで口元を覆う女子学生(2017年11月8日撮影)【11月8日 AFP】) 【呼吸器への影響は1日に50本のたばこを吸うのと同等】 ときどき触れているように、大気汚染というと北京などの中国が想起されま…

ロヒンギャ問題  「1歳の娘が生きたまま火を付けられた」 及び腰のASEAN ナショナリズムに曇る目

(焼け焦げて互いにもつれ合った複数の遺体の上に自分も放置されていたと証言するロヒンギャ難民女性【11月13日 CNN】) 【凄惨なロヒンギャ虐殺に関する証言】 再三取り上げているミャンマー西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャ弾圧の問題。 …

「パラダイス文書」  違法ではないことに問題が 社会への信頼を揺るがす“アンフェア”

(富裕層の租税回避を批判しているサンダース米上院議員【11月9日 朝日】) 【0.001パーセントの富裕層のための“パラダイス”】 「パラダイス文書」でほんのわずかばかり垣間見えた富裕層の世界・・・租税回避、ペーパーカンパニー、オフショア投資等々・・・私には…

中国  権力集中とIT技術活用で懸念される監視・密告社会 現実となる「ビッグ・ブラザー」の恐怖

(中国でネットに繋いだパソコンにしばしば出現する、「インターネット警察」のキャラクター【大紀元 “「ビッグブラザー」よりひどい、中国6つの監視システム”】 【市民からの通報を奨励 小中学生には「家族の行動もよく観察して、すぐに通報しよう」】 中…

コロンビア  コカ栽培に頼る貧困農民 先住民の改善要求 左翼ゲリラとの和平合意後の治安問題など

(コロンビア南東部グアビアレ県にあるラパス村で、コカインペーストの重さを量る食料品店の店主【10月29日 AFP】) 【コカインペーストが現金の代わりになる村も】 コカイン、アヘン・ヘロインなどの麻薬、あるいは合成麻薬の問題は、日本を含めて世界共通…

クルド人問題  イランで高まる独立への要求 トルコでは「母国語を忘れた山岳トルコ人」の扱い

(埼玉県蕨市民公園で2016年3月20日 華やかな民族衣装姿で輪になって踊り、新年祭「ネブロス」を祝うクルドの女性たち【2016年3月21日 毎日】) 【頓挫したイラク・クルドの独立運動 ロシアはシリア・クルドを和平交渉会議へ】 現在の中東の国境線のもとにも…

イギリス  相次ぐ閣僚辞任 離脱強硬派の外相との対立 先行きが危ぶまれるメイ首相

(トゥスク常任議長(フレーム外)とのEU離脱に関する協議のテーブルに着いたメイ英首相(2017年10月20日撮影)。ぽつんと座る姿が孤立した立場を物語っているとしてSNSで揶揄されました。まあ、たまたま構図・タイミングの関係にすぎないのですが・・・【10…

イタリア  しぶとい“ゾンビ”政治家ベルルスコーニ元首相 “五つ星運動”の現実路線

(数々のスキャンダルにもかかわらず、いまだ政治的に死んでいないベルルスコーニ元首相 画像は【11月7日 ロイター】) 【ベルルスコーニ元首相率いる中道右派に復調の動き】 欧州関連の話となると、ドイツ・フランスの情勢やイギリスのEU離脱の話が多くなり…

サウジアラビア ムハンマド皇太子、サウジ版「トラ叩き」大粛清で政治基盤を固め、改革路線推進へ

(リヤド市内に大きく映し出されたムハンマド皇太子の肖像(9月23日)【11月7日 WSJ】) 【汚職対策を掲げて、反対勢力を粛清】 サウジアラビアの実力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が進める改革路線については、11月2日ブログ“サウジアラビア 戒律厳し…

アフガニスタン 明るい展望が難しい“米国の最も長い戦争”

【勢力を増すタリバン アメリカも空爆強化 民間人犠牲も増大】 暗い話題ならいくらでもあるアフガニスタンですが、敢えて明るいニュースを探すと。 ****アフガン初、女性学専攻の学生に学位 「社会変える力に」**** アフガニスタンの首都カブールで…

イエメンからの弾道ミサイル サウジアラビアが迎撃 内戦・コレラ・飢饉の三重苦が続くイエメン

(【2015年7月30日 SPUTNIK】) 【サウジアラビアの首都中心部を狙ったミサイル攻撃の迎撃に成功】 たいした資源もない中東最貧国の紛争ということもあってか、あまり国際的関心も高くないイエメン内戦ですが、日本のネットユーザーや軍事マニアの関心を少し…

アメリカ・トランプ政権の「パリ協定」離脱をいさめる中国、米国内政府機関

(トランプ大統領は、2016年4月にマサチューセッツ工科大学(MIT)が発表した研究に基づき「パリ協定を参加国全部が完全に実行したとしても、2100年までに地球の気温が0.2℃下がるにすぎないと推定されている。極めて小さい値だ」と演説。 これに対し、M…

シリア  ロシア主導で進む和平協議 復興もロシア・イラン主導

(シリア北部ラッカで、イスラム国(IS)からの解放後初めての結婚式を挙げた新郎(中央右)と新婦(中央、2017年10月27日撮影)【10月29日 AFP】) 【東グータへ支援物資到着】 内戦が続くシリアについては、首都ダマスカス近郊の政府軍に包囲された反体制…

サウジアラビア  戒律厳しい閉ざされた国から「穏健で開かれた」国へ 実力者皇太子の改革は?

(サウジアラビアの市民権を付与された香港企業開発のAIロボット「ソフィア」【10月31日 ロイター】 そのうち、黒ずくめのニカブ姿になるのでは・・・) 【「世界一入国が難しい国」の観光ビザ発給予定】 シーア派イランと中東での影響力を争う地域大国であり、…

ロシア革命から100年 「強いロシア」「母なるロシア」への思いが交錯 微妙な帝政ロシア・ソ連の評価

(ロシア革命に倒れたニコライ2世の禁断の愛を描く映画「マチルダ」のポスター 宗教右派からは皇帝の名誉を汚すとの批判、映画館放火の警告も。ソ連再評価が進むロシア政府は上映擁護 【10月24日 毎日】) 【若く、のびやかな大都市モスクワ 「母なるロシア…