lonelylika’s diary

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ

東南アジア

東南アジア諸国  イラン情勢を受けて逼迫するエネルギー事情 社会混乱も

(21日、ミャンマー第2の都市マンダレーのガソリンスタンドで給油を待つ市民【3月24日 共同】) 【逼迫する東南アジア諸国のエネルギー事情】 ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くなかで、石油の供給不足・価格高騰の影響は、地理的にホルムズ海峡通過原油への…

東ティモール、ミャンマー軍政の戦争犯罪に関する告訴状を受理 自国が経験した弾圧の歴史が根底か

(【2025年12月2日 日経】 先ず、場所を確認する必要がある、馴染みが薄い国ですが・・・) 【東ティモール:石油収入に頼る経済構造 頼みの石油が枯渇 30年代には財政危機に陥る恐れ】 2002年にインドネシアからの独立を果たした東ティモールは、昨年10月、悲…

タイ  8日に総選挙 改革派・タクシン派・現連立政権中核の保守政党の三つ巴 司法介入の可能性も

(国民党の選挙集会で支持者の声援に応える元前進党党首のピター氏(25日、バンコク)=小林健撮影【2月3日 日経】) 【民意に背いてきたタイ政治】 明日8日は衆議院総選挙ですが、タイでも総選挙が行われます。 今回選挙の話の前に、近年のタイ政治について…

インドネシア  日本軍政時代の評価 「占領」から「植民地支配」に、より否定的に変更

(日本占領下のジャカルタの小学校に持ち込まれた二宮金次郎像【『写真週報』第279号(1943年7月7日)】(早川タダノリ氏「X」投稿より)) 【太平洋戦争中の日本軍政時代の評価 「占領」から「植民地支配」に、より否定的に変更】 昔、インドネシア・バリ島…

インドネシア  経済的に存在感を増す中国 プラボウォ大統領と親和性も良いかも 劣化する民主主義

(【12月8日 THE GOLD ONLINE】) 【輸出先ランキング、中国が2位以下を引き離して第1位で、第2位(米国)と第3位(日本)を合計したほどの規模】 世界各国で中国の存在感が増していること、とりわけ東南アジアにおいてはアメリカの存在感を凌駕することも珍…

タイとカンボジアの国境紛争 トランプ仲介で和平合意したものの、地雷爆発でタイは停戦協定履行を停止

(【11月11日 newsclip.be】 10日 地雷で負傷した兵士を運ぶタイ軍兵士のようです) 【タイとカンボジアの国境紛争の経緯】 ****タイとカンボジアの国境紛争のこれまでの経緯**** タイとカンボジアの国境紛争は、主にプレア・ヴィヘア寺院(Preah Vi…

ベトナム  南シナ海で中国と衝突しながらも、党・国家間では一定の友好枠組みを維持する「竹の外交」

(抗日戦争(日中戦争)勝利80周年記念式典にベトナム代表団を率いて訪中したルオン・クオン国家主席を歓迎する習近平国家主席【9月4日 VIETNAM.VN】) 【領土問題では中国に譲らないベトナム】 南シナ海における自国領土・権益拡大の動き・・・ということでは中…

タイ・カンボジア国境紛争  トランプ大統領主導で停戦合意するも未解決、遠からず再燃の懸念も

(マレーシアのアンワル首相(写真中央)は28日、国境での衝突を巡りきょう開かれた協議でタイとカンボジア両首脳が無条件での即時停戦に合意したと明らかにした。握手するカンボジアのフン・マネット首相(左)とタイのプームタム首相代行、28日の代表…

トランプ関税のアジア世界への波紋 寄り添う姿勢をアピールする中国 ミャンマー軍政の統治を初認知

(東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の外相会議で、マレーシアのモハマド外相(中央右)と手をつなぐ中国の王毅外相(同左)=クアラルンプールで2025年7月10日【7月11日 毎日】) 【中国 ASEANに寄り添う姿勢をアピール】 東南アジア各国は、トランプ米大…

タイ  ペートンタン首相とカンボジアの元指導者の通話内容が流出し政治危機へ 国境封鎖、貿易制限も

(【6月26日 Poste】閉鎖されたタイ・カンボジア国境) 【再燃したカンボジア・タイの国境問題】 タイとカンボジアの間で国境紛争が以前からあること、その問題が最近また悪化していることなどは、6月6日ブログ“タイ 再燃するカンボジアとの国境紛争 安定的…

インドネシア  プラボウォ大統領にとって悩ましいジョコ前大統領親子との関係 昔から良好なロシア

(インドネシアのプラボウォ大統領は19日、国際経済会議が開かれているロシア第2の都市サンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談しました。【6月20日 NHK】 昨年2月に行われたインドネシア大統領選挙で、プラボウォ氏はそれまでの「こわもて」右派軍人の…

タイ  再燃するカンボジアとの国境紛争 安定的な大連立ペートンタン政権 解党命令の前進党の今後

(タイで2023年に行われた総選挙で第1党となりながらも2024年8月7日、憲法裁判所に解党を命じられた民主派の最大野党「前進党」の議員らが9日、後継となる新党(人民党、あるいは民衆党)を結成したと発表し、タイの民主化に向けた活動を続けていく方針を示…

カンボジア  存在感を増す中国 リアム海軍基地や「フナン・テチョ運河」建設 米・ベトナムの懸念

(【2024年4月29日 INDO PACIFIC DEFENS EFORUM】) 【政治・経済・軍事・文化など多岐にわたる中国との深い関係】 カンボジアはフン・セン前首相の人権・民主主義の面での問題がある統治によって欧米との関係がギクシャクする一方で、ASEANにあって「中国の…

トランプ関税に苦慮する世界各国 ベトナムと日本の場合

(相互関税の検討を指示する大統領令に署名したトランプ大統領【2月26日 JBpress】)【ベトナム 米中とバランスをとり、欧州とも】明日から14日までベトナムに行ってきます。もちろん単なるお遊び・観光です。そのためブログは「更新できるときは更新する」…

タイ  ウイグル人難民の強制送還と長期拘留

2015年の中国への強制送還時、トルコ・アンカラのタイ領事館の前で抗議するデモ隊【2015年7月10日 WSJ】)【ウイグル人43人を10年間拘束 中国への強制送還検討】中国が新疆ウイグル自治区でウイグル族などの弾圧をおこなっているとの国際批判をうけているの…

マレーシア  とかく厄介な領有権問題 政治指導者間の因縁の関係が重なると・・・

(マル印で囲んだあたりがペドラ・ブランカ島 実際は地図にも表記できない小さな島です)【無人島「ペドラ・ブランカ島」 2008年5月 シンガポール領とする国際司法裁判所(ICJ)判断】日本の尖閣諸島・竹島問題に限らず、多くの国が隣国と領有権を争う問題を…

フィリピン  国内ではドゥテルテ家と、国外では中国との対立激化

(フィリピンのマルコス大統領(右)とサラ・ドゥテルテ副大統領=マニラで2022年6月、ロイター【11月23日 毎日】 蜜月時代の写真です。 サラ氏がおとなしくマルコス氏に従うとは思っていませんでしたが・・・)【次期大統領とドゥテルテ前大統領の麻薬問題に絡…

フィリピン・ミンダナオ島  イスラム教徒の多い地域で自治政府樹立に向けて来年5月に議会選挙

(バンサモロ自治地域【ウィキペディア】)【ミンダナオ島のバンサモロ自治政府樹立への動き】フィリピンに関しては、南シナ海で続く中国との緊張が注目されていますが、その件はまた別機会に。フィリピンの内政問題に目を転じると、南部ミンダナオ島に多い…

フィリピン  南シナ海における中国との緊張 反中国世論を刺激するスパイ疑惑も

(【6月1日 NHK】マニラの公立高校で行われた中国の威圧的な行動に関する講演会)【相次ぐ中比両国艦船の衝突】南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)海域で互いに領有権を主張するフィリピンと中国が激しく争い、現場での衝突を繰り返していることは、こ…

タイ  改革勢力、タクシン派、軍・保守派の三つ巴で続く政治混乱

(【8月16日 日経】 タクシン元首相と新首相に就任した次女ペートンタン氏)【改革を掲げる「前進党」の解党 受け皿新党結成で活動は引き継ぐ】周知のように、8月に入ってタイでは軍部など保守派の意向を反映した二つの憲法裁判所の政治判断がなされました。…

インドネシア  ジョコ大統領がレガシーとすべく進める首都移転 移転計画には暗雲も

(新首都「ヌサンタラ」【8月11日 毎日】)【人気が高いジョコ大統領 強引な政権運営で民主主義後退の批判も】国民的人気が高いジョコ大統領の後任を決めるインドネシア大統領選挙は2月14日に行われ、ジョコ大統領のかつての政敵であったものの、現在はジョ…

フィリピン  南シナ海の緊張緩和で中国と暫定合意も、主張は異なる 緊張緩和は進むのか?

(フィリピンのマナロ外相(左)と握手する中国の王毅外相=26日、ビエンチャン(中国外務省のホームページから、共同)【7月27日 共同】)【暫定合意も、補給活動事前通告について中比両国で異なる主張】中国とフィリピンは南シナ海のアユンギン礁(中国名…

韓国  リチウム電池工場の火災に見る外国人労働へ「危険の外注化」 少子化で外国人労働者受入れに

(外国人労働者が過酷な住環境に置かれていることを伝えるKBSニュース【5月9日 NHK】)【外国人労働へ「危険の外注化」】24日、韓国ソウル近郊で23人が死亡するリチウム電池工場の火災がありましたが、その犠牲者の多くが日雇い外国人労働者でした。背景には…

フィリピン 「積極広報」で中国の南シナ海進出に対抗 一方、中国との関係を深めるマレーシア

(19日、マレーシア東海岸鉄道ゴンパック駅の着工式で、鉄の棒を押して工事を始動させる李強総理(左)とアンワル首相【6月19日 新華社】)【フィリピン 「積極広報」で中国側の“暴挙”を国際世論に訴える リスクも】南シナ海の領有権をめぐる中国とフィリピ…

インドネシア  現在バリ島を旅行中 ジョコ大統領の縁故主義など

(インドネシアバリ島 ウブドの王宮)今年2月に行われたインドネシア・大統領選挙では、高い人気を誇るジョコ大統領がキングメーカー的な役割を果たし、同氏が支持したかつての政敵プラボウォ国防相が当選しました(プラボウォ氏は10月に就任)その際、副大…

カンボジア  前政権からの中国重視を継承 中国資本による運河整備事業

(【5月19日 日経】)【中国重視を継承するフン・マネット首相 「習近平大通り」もお目見え】カンボジアがフン・セン前首相時代から中国と緊密な関係(ASEANにあってはカンボジアは中国の代弁者的な立場にも)にあるのは周知のことですので、下記のようなニ…

タイ政治  上院改選を控えて混乱の予兆か 上院グループがセター首相の解任を憲法裁に求める

(セター首相 【5月23日 日経】)タイで上院改選が行われることは、5月11日ブログ“タイ 6月に上院改選 改選内容・改選後の動きに対する軍部の対応は? 混乱の可能性も”で取り上げました。従来は選挙による公選制であった上院議員は、2007年憲法で一部に上院…

シンガポール  20年ぶりの新首相就任  政治的不自由・実質的一党支配は変わるのか?

(【5月15日 日経】リー・シェンロン前首相(右)から政権を引き継ぐローレンス・ウォン新首相(51))【経済的繁栄と政治的不自由の国シンガポールで20年ぶり首相交代 「リー・ファミリー」支配の終焉】東南アジアの都市国家シンガポールには経済的反映と…

タイ  6月に上院改選 改選内容・改選後の動きに対する軍部の対応は? 混乱の可能性も

(23年7月、「前進党」ピタ-党首の首相選出を阻んだ上院に抗議する前進党の支持者=ロイター【5月10日 日経】)【現行の軍部任命上院が任期満了で、職業や専門分野別の立候補者の互選方式による改選】タイでは軍部が任命する議員で構成される上院が、民主派…

フィリピン  中国と前政権との“密約”、現政権との“合意”問題過熱

(共同記者会見する(左から)米国のオースティン国防長官、オーストラリアのマールズ国防相、木原防衛相、フィリピンのテオドロ国防相=2日、米ハワイ 【5月4日 西日本】)【対中国強硬姿勢のフィリピン アメリカなど西側との関係強化】フィリピンと中国の…